巻頭特集

「暮らしやすさ」は女性がつくる

『女脳』という誤解

『男脳・女脳』という言葉を聞いたことがあるだろうか。
昭和57年『サイエンス』誌に、「右脳と左脳を繋ぐ脳梁は、男性より女性の方が太い」という論文が掲載されたことから始まった脳科学界の神話だ。「女性はマルチタスクが得意だ」「女性は数学が苦手で語学が得意だ」「女性は感性で物事を捉える」などと、脳の違いから生じる性差がまことしやかに広がった。「だから理工系の学部には女子が少ないのか」などと、納得した人もいるのではないだろうか。
 ところが近年は、「男脳・女脳は存在しない」というのが主流の見解だそうだ。脳科学に詳しい東京大学の細田千尋博士によると、「女性の方が脳梁が太いという説は、わずか男性9名、女性5名のサンプルから導かれたもので、その後、千人を超える人々のデータを集め調べた結果、その事実はないと判明しました。また、得手不得手
についてもさまざまなテストにより、基本的に性差はないと報告されています。
 しかしながら、実際に理工系の学部に女性は少ないし、ファッション誌は女性向けのものの方が多い。これらは、後天的な刷り込みや環境に誘導された経験から取得した能力だと考えられています。
〝女性は先天的に数学が苦手だ〞と刷り込まれれば、数学を頑張ろうとは思わなくなってしまうし、〝女の子なんだからキレイにしなさい〞と言われ続けたら、おしゃれに気遣うことが当たり前になり、その結果、ファッションに関する能力が伸びるという訳です。
 その子が持っている本来の能力や好奇心を伸ばしたければ、あまり〝女の子なんだから〞とか、〝男の子らしくしなさい〞などと連発しない方がいいですね」とのことだ。

暮らしやすさは 女性がつくる

 刷り込みや環境による経験がステレオタイプの女性らしさに繋がっていたのだとしたら、暮らしやすさは女性がつくるという少々強引な断定も、あながち間違っていないのかもしれない。
 「暮らしやすさは女性がつくるというテーマは、傾向としては間違っていないと思います。現時点では一般的に、女性の方が家にいる時間は長そうだし、家事や子育ても女性が担当することが多いでしょうから、それらの経験の蓄積からどんな家が暮らしやすいかを考える力は、女性の方が高いでしょうね。ただし、男性が家事を任されている家庭の場合は、男性の方が長けているでしょうけれど」。
 マルチタスクとは、複数の課題を同時進行で処理していくこと。女脳神話では、女性の方がこの能力に長けていると言われてきた。もしかするとそれは、女性が家事を担ってきた結果ではないだろうか。
 夕食を作りながら、明日の朝食や弁当、さらには明日の夕食用の買い足しについて、どこのスーパーで買うべきか情報を読み解き、予算を割り出している主婦は少なくないだろう。掃除機をかけな
がら、パート帰りに銀行で振り込みを済ませ、子どもに頼まれた本と、夫のサプリメントを買って…すると最短ルー
トは…などとあれこれ計画している人も多いだろう。このように主婦という仕事は、「家族=人」と、「家計=金」、「家=設備」を管理し、より良い暮らしへと導く作業であり、それは、小さな会社を一
人で動かすことに等しい。つまり、主婦業をこなすことで得られるマルチタスクを得意とする能力は、かなり高等なものだと考えられる。だとすれば、望んだ結果ではないにせよ、恩恵と呼ぶべき刷り込みだったのかもしれない。
 今回の特集では、女性という世論の刷り込みで得た能力と、それに屈することなく、自分の好きなことを続けることで得た能力の両方を使うことで素敵な家や暮らしを実現されている妻であり母である二人の女性に話を聞いた。

取材協力:細田 千尋さん
医学博士。東京大学大学院総合文化研究科研究員東京都生まれ。二児の母。
専門は、認知脳科学。現在は、人間の個性と脳の関連性についてを主軸に研究しており、一部、脳構造から個性を判別するAIについての特許を取得している。その他、脳科学から見る、学習能力の伸ばし方や子育て、人間関係についての講演多数。さまざまなメディアで活躍している。

図面を描くより先に模型を楽しむ建築家
『中川エリカ』さんの場合

外を取り込んだ暮らしをつくりたい

新進気鋭とは彼女のような人のためにある言葉だ。若くして多くの専門家から高く評価されているだけでなく、素人の私たちが見ても、彼女の作品には心踊らされる。興味深いのは、意外な方法でウチとソトの境界を曖昧にし、家をまちの一部にしてしまうところだ。
 既成概念にとらわれず、自由に回遊し続ける彼女の始まりについてうかがった。

『村、その地図の描き方』オンデザインとの共同設計

ウチとソトの境界が曖昧で建物が家具、庭がリビングのように見える。

 「両親の教育方針もあり、小さな頃から外で遊ぶのが好きでした。出身は東京ですが、幸い近所には、アニメに出てくるような土管のある空き地や、木々の茂った公園がありましたから、もっぱら木登りや虫取りをしていました。その経験に刷り込まれたのか、当時からぼんやりと〝暮らしには、庭や自然など、『外』が欠かせない〞と感じていたような気がします。
 建築への第一歩は、大学への進学を決めた時です。数学が好きだったので、まず理系と決め、そこから、相性の良さそうな分野を探して見つけたのが、建築学科。決め手は、子どもの頃から好きだった図工の要素があるような気がしたことです。
 進学してからは、どんどん建築の面白さに引き込まれていきました。でも、今でもそうですが、建物を建てたいと言うよりは〝建物を通して繰り広げられるそのまちならではの暮らしを創造したい〞と言った感じですね。私たちが設計した家で施主様が想定外の暮らし方や使い方を見つけてくださったら、とても嬉しいです。暮らしを創造できたわけですから。そのために、施主様との打ち合わせでは、間取りや動線などの具体的なこと以上に、一日の生活の流れや
趣味・趣向、将来の夢などを詳しくうかがいます」。
 見れば誰もがその意外性に驚かされる彼女の作品だが、その奇抜さは彼女の中から発生するものではない。
施主の暮らしにとことん寄り添った結果、彼女の持つセンスや技術と化学反応をして生まれるものなのだ。

まちを選ぶことは 暮らしを選ぶこと

 多くの作品が注目されてきた中川さんだが、独立後、初めての新築の作品となった『桃山ハウス』は、最も彼女らしい作品のひとつだ。

中川エリカさんの作品『桃山ハウス』模型の全景。

 「新たに家を建てる時、人はまず、土地を選びますよね。私は、土地を選んで買うという大きな決断の中に、本人すら気づいていないその人の暮らしに対する価値観や夢が詰まっていると思っています。だからまず、まちを観察して、どういう家がこのまちに似合うか、どういう暮らしがこのまちで繰り広げ
られるのかを想像します。
 例えば『桃山ハウス』は、山を切り崩した古い造成地の曲がりくねった坂の途中に建っています。施主様は、都内にお住まいの60代のご夫婦で、2拠点居住を始めようと、この土地を購入されました。
 設計依頼を受けてまず、この場所の何が気に入ったのかをおうかがいしたところ、〝坂道に沿ってくねくねと続く古い擁壁から醸し出される時間の蓄積に惹かれた〞とのことでした。実際に見に行ってみると、まち全体に年月を重ねた有機的な風情があり、その向こうに木々が生い茂る山が見えました。
 次に、ここでどんな暮らしがしたいのかをお尋ねすると、〝都内では感じられないものを感じたい〞と、やや抽象的なお返事でした。そこで現在お住まいのマンションについてお聞きすると、中層階なので窓を開けても自然や季
節感とはかけ離れた環境であることが分かりました。
 これらのお話から、擁壁の風情と、光や風、自然の移ろいを目一杯享受する家にしようと考えました」。
 実際の『桃山ハウス』を見ると合点がいく。敷地を囲む擁壁には高さがあり、外から覗かれないので、建物の外壁の多くはガラスを使用。室内か
ら見ると、擁壁が部屋の一部に見える。また、天井が高いので、擁壁の上から山がのぞき、自然に包まれている感覚になれ、南面からは、遠くの海を望む高台ならではの借景が楽しめる。居るだけで大らかな気持ちになれる家だ。

斜面に建つ擁壁で囲まれた『桃山ハウス』。

外からは擁壁に阻まれ中を覗くことはできないが、中からは外がよく見える。

南面には遮るものがなく、遠くに海が望める。

『暮らしやすさ』とは

 『暮らしやすさ』と聞くと、間取りが合理的で家事動線がシンプルだとか、AI管理されていて、ことごとく
手が抜けるなどと想像してしまうが、中川さんが考える『暮らしやすさ』とはどん
なものなのだろう。
 「もちろん、そういうことも『暮らしやすさ』のひとつです。でも本来、『暮らしやすさ』は千差万別なはずな
のに、セオリー通りの平均点な『暮らしやすさ』を提案されて、納得してしまうことがあります。それを回避するためにも、家を建てる時は、間取りや動線などを考える前に、ご自身の日常を振り返り、そのまちでどんな暮らしがしたいのか、10年後・20 年後どうなりたいかなどを改めて考えてほしいです。
 例えば、この家はまだ着工すらしていませんが、美術教育のお仕事をされている若いご夫婦のご自宅です。都内から軽井沢に移住し、〝子どもたちや近所の方々に美術の楽しさを広める暮らしがしたい〞とのご依頼でした。

軽井沢の戸建て住宅の模型(全景俯瞰)。右上の部屋が美術の楽しさを発信する応接間。

 そこで、人を呼んで美術を体験してもらうための応接間をつくることになったのですが、プライベートエリアとは一線を画したいものの、隔離された寂しいスペースにはしたくないとおっしゃいました。
 さらに、家族の気配を感じながら暮らしたいので、1フロアの平屋を希望された一方で、家では、ほとんど家族一緒にリビングで過ごすが、それぞれにしたいことがバラバラな場合もある。そういう時に、干渉しないようにと遠慮し合って、ストレスを感じるのではなく、のびのびと思い思いに過ごしたいとのことでした。
 課題は距離感。心地よい距離感こそ、この施主様にとっての『暮らしやすさ』だと思いました。
 そしてもうひとつ、物理的な条件として、軽井沢は寒冷地なので、凍結深度の基準があり、基礎を深くしなければならず、費用が嵩むことが懸念されました。
 そこでまず、床を持ち上げようと考えました。

軽井沢の家 正面からの全景。右が美術を体験してもらうための応接間。 左が一家の住居。地面から床までは、高いところでは1m以上ある。

 土地との接点を少なくして、深く掘らなければならない基礎部分を減らす狙いです。
しかしながら、軽井沢の魅力として湿度のある土と濃い緑を感じられることも大切ですから、地面との関係
を床で断ち切ってしまうのはもったいないと思い、床に穴をあけることをご提案しました。すると、さまざまな可能
性が見えてきたのです。
 具体的には、持ち上げた高さを利用してエリアごとに段差をつけ、目線をずらすことで、家族一緒に1フロアにいながら、それぞれが干渉しあうことなく好きなことができる距離感が生まれると考えました。すると今度は、一段下げたフロアから床下を眺められることに気づきました。つまり、床下が庭になる感覚です。

左手が応接間、右手が一家の住居。床と土地の間に生まれた空間は、ウチともソトとも言えない新たな居場所となる。

基本となるフロアから一段上がったダイニングと掘りごたつのようにくぼんだリビング。 高さを変えることで、空間を仕切っている。

実は、こういうことって、図面ではなかなか気づけないものなんです。だから私は、図面の前に、段ボールなどで大まかな模型をつくることにしています。施主様の望む暮らしを思いながら、ここに立つと何が見えるのか、狭すぎないか広すぎないかなどと試行錯誤して模型の完成度を高めていき、最終的に図面を描きます。
おそらく、こういうアプローチが、結果的に前例のない家を生み、特徴的な印象を与えるのだと思います」。
 表面的には似たような『暮らしやすさ』も、その家族独特の日常や趣味・趣向を突き詰めれば、千差万別の『暮らしやすさ』があり、中には本人すら気づいていない『暮らしやすさ』が眠っていることもある。だとすれば、全てが前例のない家になるのはごく自然なことで、中川さんの力とは、その眠りを覚まし、それぞれの施主に本当はどう暮らしたいのか気づかせる力なのではないだろうか。

取材協力:中川 エリカさん
中川エリカ建築設計事務所代表。一級建築士。
1983年東京都生まれ、一児の母。オンデザインパートナーズを経て、2014年独立。代表として活動する傍ら、東京藝術大学や横浜国立大学などで非常勤講師として勤務。2011年度JIA新人賞を皮切りに、ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展国別部門特別表彰、住宅建築賞金賞など、受賞歴多数。

使いにくくても、好きなものを選ぶ母ちゃん
『穴吹愛美』さんの場合

 フォロワー数、14.8万人(2019年10月現在)を超える人気インスタグラマーの穴吹さん。育児日記のつもりで始めたという彼女のインスタグラムを覗くと、表情豊かな子どもたちと一緒に、日々、怒ったり笑ったり、忙しく温かく暮らす穴吹家の様子が見て取れる。
 やんちゃ盛りの3人の子どもたちと、マイペースな夫(以下父ちゃん)を仕切る母ちゃん・穴吹さんに、家づくりについてうかがった。
 「8年前、二人目の子がお腹にいる時に家探しを始めて、クリーニング店だったこの物件を見つけました。少し狭いけれど、子どもたちは大きくなれば出て行くし、仕事場も近いし、安かったので、すぐに気に入って購入し、私なりにフルリノベーションのプランを考えました。
 まず、天井の鉄骨や配管と、壁のコンクリートブロックは、むき出しのまま使いたいと工務店さんにお伝えしたところ、〝断熱できなくてもいいの?〞と不思議な顔をされ、次に、ブロック塀を自分たちで白く塗ると伝えたところ、〝ペンキをめちゃくちゃ吸うけど大丈夫?〞と心配されました。さらに、西側にあった階段を東側に移動させたら急勾配になってしまったり、張りたての木の床を自分たちで塗ったら気にいらず、グラインダーで削って塗り直すはめになったり。でも、非効率になっても、不便になっても、もったいなくても、好きな空間にすることを第一に考えてリノベーションしました」。
 非効率でも不便でも…との話だったが、実際に8年暮らした感想を聞くと、快適だそうだ。やはり、お気に入りの空間こそ、居心地の良い空間だということだろう。

リノベーションで急勾配になった階段

茶にペイントした階段

黒にペイントした建

白にペイントした壁

空間づくりは色から

 インスタグラムのフォロワーが増えるにつれ、写真の隅に写り込む部屋のセンスの良さにも注目が集まり、さまざまなメディアが取り上げるようになった。
 この家の持つ『肩の力が抜けたかっこよさ』はどこから生まれるのだろう。
 「昔は、緑が好きだったので、取り入れようと何度かチャレンジしたのですが、結局、すぐに飽きて捨てることになるんです。そうしているうちに、自然と、華やかな色は選ばなくなりました。
 先日、父ちゃんがインパクトドライバーが欲しいと言うので探した時も、どんなに便利でも黄色の工具だけは嫌だと主張しました。
 もし、我が家のインテリアがまとまっているとしたら、色のトーンが揃っているからかもしれません。基本は、黒、白、茶色。ファブリックなどで差し色を使うことはありますが、鮮やかな色は使いません。ぬいぐるみですら、落ち着いた色のものを選んでいます。どうやら、私にとっての心地よいインテリアの鍵は、色にあるようです。
 でも、鮮やかな色が嫌いなのではありません。アウトドア用のグッズやウェアの中には、鮮やかな色のものもありますから」。

落ち着いた色のぬいぐるみたち

ファブリックで色味のアクセントを

 見渡すと、確かに黒、白、茶色が基本になっている。しかし、白と言ってもさまざまな白があり、黒もまた素材の質感によって表情が異なり、茶色にいたっては、カゴや古道具など、物語を感じるものが多い。

豊かな無駄と不便

 「ご覧の通り、古道具と、かごが多いです。意図したわけではなかったのですが、好きなものは自ずと増えますよね。

 目的を持って、探して買ったものもありますが、思いがけず気に入って買ってしまったものも結構あって、そういうものが、知らず知らずのうちに集まって現在にいたる感じです。でも、みんな結果的には役立っていますよ。
 飯かごも衝動買いですが、父ちゃんの菓子パン入れとして活躍していますし、ぶら下がっているかごにはお菓子やカップ麺が入っていたり、この机では子どもたちが宿題をしたり。
 もちろん、見た目優先で買ったものや、買ってから使い道を考えたものの中には使いにくいものもあります。でも、それで良いと思っています。

パッケージの色が鮮やかなものは、かごに収納して隠す。背表紙の色が気になる書籍は、逆向きに収納。

 例えば、我が家は業務用の冷蔵庫を使っています。どうしても、家庭用の背の高い冷蔵庫を置くのが嫌で、カウンターにもなるからと、この冷蔵庫にしました。正直、入る量も少ないし、家庭用の冷蔵庫のように細かく仕切られてもいないので、便利とは言えません。でも、気に入っています。

穴吹家の冷蔵庫は業務用。不便もあるが、穴吹さんの机としても活躍している。

見た目優先でも大丈夫。もし、使いにくければ、少しずつ試行錯誤して使いやすくしていけば良い。

収納についてあまり考えずに作ってしまったキッチンカウンターは、父ちゃんお手製の棚のおかげで使いやすく成長。

ルーティンで維持

 基本的には気に入ったもの以外は持ち込まず、派手な色目のものは、かごなどを使って目隠しし、居心地の良い空間を作ってきた穴吹さんだが、維持するには、家族の協力が不可欠だ。特に、子どもは要注意。
 「できるだけ怒りたくないので、子どもたちには帰宅後のルーティンを徹底させています。
 学校から帰ったら、①リビングにある専用の机にランドセルを置き、宿題と連絡袋を出す。②ランドセルを持って3階の子ども部屋へ行き、制服から普段着に着替える。③ 汚れものを持って2階のリビングに戻り、専用の机で宿題を済ませる。
 また、キッチン周りも無駄に散らかされないよう、子どもたち専用のコップ置き場、配膳のお手伝いをしてもらうための、トレイ・カトラリー置き場などを決めていますし、着替え置き場や、汚れもの置き場なども定位置を決めることで、探したり行き場がなくて散らかることを減らしています。
 私にもルーティンがあります。特に、忙しい朝は、習慣化してしまうと、考えなくても体が勝手に動いてくれるので楽ですよ」。

学校から帰ったらまず、この机の上に宿題と連絡袋を出す。

子ども部屋には、2段ベッドのように仕切られた3人それぞれ専用の空間がある。

子どもたち専用のコップ置き場。コップが必要なときは、このワイヤーのかごから取る。

3段目のかごには、今夜の着替えが常備されている。

 取材の数日前、穴吹夫妻は結婚10年目の記念日だったそうで、プレゼントのドライフラワーが飾られていた。数年前から、記念には生花ではなく、ドライフラワーをもらっているそうだ。これも、色が部屋に馴染むことと、手入れしなくても大丈夫なことなど、居心地の良いインテリアの維持に一役買っている。

結婚記念日に父ちゃんから送られたドライフラワーのオブジェ。

多肉植物も、穴吹家のインテリアに馴染みやすい。

取材協力:穴吹 愛美さん
インスタグラマー、美容師。香川県高松市在住。
9歳を筆頭に、3児の母。育児日記のつもりで始めたインスタグラムが人気を博し、14.8万人を超えるフォロワーを持つ。著書に「好きしか持たないモノ選び」(主婦の友社)、「2LDK、5人暮らし」(光文社)などがある。

穴吹家の愉快な家族たち。 次男 5歳 さくと君/長女 7歳 いちかちゃん/長男 9歳 ひなた君/父ちゃん